うみさまより。

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日本語の誤用

ラジオニュースで、「日本語の誤用」について取り上げられていました。

文化庁 - 国語に関する世論調査

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h24/pdf/h24_chosa_kekka.pdf

どうやら、こういう世論調査が出たのをキッカケに話題になっているらしい。 「キンキンに冷えた」など新しいオノマトペが立ち上がってきているなどが注目されています。僕は「10.慣用句の言い方」の章なんかが気になりました。

この章では、半分以上の人が誤解しているような言葉が存在することを示しています。
例えば堂々とした様を表す「押しも押されもせぬ」は、半分以上の人が「押しも押されぬ」と誤用しているそうなのです。

これは面白いです。
"言葉"とは、気持ちを伝えるという目的を持った道具。とすると、"誤用"の率が高いならば積極的に"誤用"したほうが、目的を達成しやすいのです。

正しい日本語、進化する日本語

そうすると、"誤用"が正義なのか、あるいは悪なのかわからなくなってきます。
気持ちを伝えるという目的をより的確に伝えられる"誤用"は積極的に使われるべき? でもそうすると一つの言語としての統一感がなくなるし…うーん。

まぁ、そういう間でゆっくりと変化していくの言語こそ進化しているというものなのでしょうね。
いつの日か、"誤用"は誤用でなくなるのでしょうね。