うみさまより。

考えたこととか、感じたこととかを残したい。 技術ブログ:http://qiita.com/umisama

天下一品の日

昨日は10月1日、天下一品の日でした。

天下一品の日とは、脱法ドラッグ販売大手の「天下一品」が、新規ユーザが自社開発のドラッグを安価で試す機会を与えると同時に、常習者の忠誠心を確認するイベントです。
極めて危険なイベントです。

ちなみに、ラーメンの写真は撮り忘れました。

予習

9月30日、そう言えば明日は天下一品の日なのかと気づいたのですが、なぜかその日のうちに天下一品へ赴いていました。 予習です。

本番

もちろん当日も行きました。早朝にお仕事の割り込みタスクが入って家のソファーで対応を入れたので、出発が大幅に遅れてしまい、並ぶハメに・・・

まとめ

行列に並んでる時、後ろに並んでいた若い男性グループ一人が「俺、テーマパークって嫌いなんだよね。こういう雰囲気ダメだわー」とかほざいていた。
黙れ、ココはテーマパークではない、戦場なんだ。

Yoを使った感想。

お元気でしょうか。
Yoが話題になってからだいたい1ヶ月くらい経ちました。Yoがどういう風にコミュニケーションを変えてくれたかを論じるに丁度良い時期になったかと思いますので、筆を取りました。

Yoとは

スマホ時代のお洒落なポケベル。より詳しい説明は以下。

Yoが変えたコミュニケーション

twitterで「Yo」と言うのが流行りました。
Yoはコミュニケーションに新語を持ち込んでいます。

また、Yoは時に戦いの手段としても利用でき、紛争解決の新しい形を提案しています。
勝利に向けては無意味な通知を厭わない精神力と無神経さが必要です。

Yoが変えなかったコミュニケーション

Yoのコンテキストとか意識して"通知ツール以上のモノとして"Yoしたのは、最初の3日だけでした。

真面目なはなし

結局、コンテキストを想像するというのは限界がある。面が向かってない状態で「この通知の意味は何だろう?」に意識を馳せるのは極めて困難だった。Yo社の言うような一つの単語の裏にいろんなコンテキストが〜というコミュニケーションは、顔が見えているから成立してる。人間、やっぱり面と向かって会話するのが一番楽しいってことじゃないだろうか。
そういう視点に立つとただの通知ツールにしかならないけれど、通知したいだけならtwitterのmentionでも良いわけで、Yoのアイコンをスマホに置いておく価値は見つけられなかった。

一方で、サービス設計としてはお手本になる。自分達が与えたいユーザ体験に向けて、最小の実装と最小の機能のみを与えていて、ちゃんとレールの上に乗って使える。小さいアプリだからというのもあるだろうけれど、これだけ洗練されたプロダクトは久しぶりに触ったと思う。

開発面では、「開発時間が5時間」って触れ込みが面白かった。アプリをunpackしてみると後ろ側はMBaaSで作られているようであったので、確かにイニシャル開発は5時間くらいで出来るかもしれない。

まとめ

僕の技量では、Yoではtwitterのように快適にセクハラできない。卑猥なコンテキストを込めて送っても気づいてもらえない。辛い。

学生の頃から比べると、歳をとったという話

ここのところ、学生時代に想いを馳せることが多い。
僕は高専の本科卒なので、(まぁ留年はしてるんだけど)他の人よりも学生をやってた時間は短め。けれど、面白げな恋もしたし、大きな舞台で踊らせてもらったりもした。周りの人に恵まれて、僕は特別な経験をたくさん貰ったとおもう。
あの時、僕は間違いなく物語の主人公だった。

今はどうだろうか。学校を卒業してからの僕は、"間違いなく"物語の主人公ではない。自分のアイデアや想いを形にするよりも、人のアイデアや想いに対して形を与えていくほうが得意らしいからだ。
そういうわけで、得意な振る舞いの中では、僕は主人公になれない。

でも、いま、僕は自分のロールが楽しいと思っている。以前ほどの主人公欲求も無い。
むしろ落ち着いて小さくなって、身の回りの物事を進めていきたいとすら思う。その中で僕にしかできない事はたくさんあるから、そこで力を発揮したい。

社会人になってまだ3年目。でも、多分、これが歳を取ったということなんだろうなぁ。
改めて自覚すると、ちょっと寂しい。

まとめ

歳を取ったので、大人の営み(夜ね、ベッドでやるやつ。)をもっともっとたくさんしたい。

転職エージェントを確実に断る方法

転職エージェント、なぜか会社の代表電話によく掛けてこられます。
同じ境遇で迷惑している方も多いのではないでしょうか。

今日は完璧な断り方を開発いたしましたので、皆様に共有・展開させて頂きます。

背景

なぜか会社に僕宛の無意味な電話がよく掛かってきます。大概は転職エージェントで、ときどき投資向け不動産が差し込まれているカンジ。前職の職場にも3日に1回は掛かってきていましたし、移籍後も先週・今週とたて続けに転職エージェントを受電しております。
どこから個人情報が漏れてるんでしょうね。

まぁ、仕事中の無関係な電話は不愉快なので、撃退します。

既存手法

コレまでも様々な方法を試しました。
が、なかなか切れ味鋭い撃退はできていませんでした。

  • 受話を拒否する
    • 1時間に1回電話が掛かってきて、代表電話に迷惑
  • (人事の振りをして)彼は病気で長期休養中です
    • 病院・個人の電話をしつこく聞かれる
    • この時、取引先のフリをしてくるので厄介
  • (同僚の振りをして)彼は既に退職しました
    • 転職先の会社をしつこく聞かれて厄介

提案手法

今回開発した手法が画期的なので共有します。

  1. 「少々お時間頂けますか?」と断って受話器を離す
  2. 電話口に聞こえるように「専務!転職しても構いませんか!」と聞く。
    • 上司にお伺いを立てていることをアピール!!
  3. まぁ、駄目って言われる(「いいよ」って言われたらちょっと悲しい)
  4. 「駄目って言われたのでやめておきます」とお伝えする。

仮に引き下がってくれなくても、コレくらい特異なことをやれば会話のペースをこちらに引き寄せることができます。
ここから二度と電話を掛けてくるなとクギを差してやれば、ミッション・コンプリート。
どうぞご活用ください。

まとめ

黒髪ロリ少女から「旦那様募集」のお電話が掛かってきたら、もちろん一発OKです。

注文を断る勇気

僕は今、名古屋駅にいます。

特急しらさぎ4号

この週末は、諸事情で福井県鯖江市で過ごしていました。通称スーパーメガネランド。"〜オプティカル"とか"〜メガネ"の看板の上がったメガネ工場がそこかしこに。加えて、鯖江駅の発車メロディ「ミッキーマウスマーチ」が"ランド"感をさらに盛り上げます。

まぁそれはどうでもいいんですが、そういう事情があって、今朝から特急と新幹線を乗り継ぎ東京へ帰える道中です。この移動時間を無駄にしまいとパソコンを開くわけですが、トンネルの多い北陸道、久々に飲んだブラック無糖な缶コーヒーの不味さもあって完全に酔ってしまいました。

のぞみ122号

名古屋駅しらさぎ号を降りて新幹線に乗り換えんとしますが、まぁ酔いが辛い。この酔いのまま新幹線に乗り換えるのは辛い。そういうわけで、僕は気分を変えてジュースを飲むことにしました。
新幹線待合室を覗くとスターバックス。コーヒーは酔いにキビシイですが、スタバにはフレッシュジュースがあるはず。アレを飲もうと決意して、カウンターに並びました。

店員さんにフレッシュジュースと伝えると、3種類のうちオレンジジュースしか在庫が無いとのこと。じゃあそれにしてくれと伝えると、しばらくして「確認したら、オレンジも在庫が無かった」と断られてしまいました。
とはいえ、僕は既に財布を開けてトレーには1000円札を置いている。ここで僕は断れずに、店員さんのオススメに任せた適当なもの(気分ではないのに500円もする!)を手にすることになったのです。

結局、これを手に新幹線に乗るのは辛かったので、待合室で酔いが覚めるのを待つことに。僕はのぞみ122号を諦めました。

注文を断る勇気

こういう"相手の在る状況"で、双方が幸せになれる断り方って難しい気がする。ぶっきらぼうに断れば店員さんはなんとなく辛い思いをするだろうし(在庫が切れていたという引け目もあるだろう)、かと言って代わりのものを買った僕もあまり幸せになれなかった。

一瞬「注文を断る勇気」って言葉が頭をフワフワしてたんだけれど、結局断っても幸せは増えなかったんだろうなぁ。どうしたらよかったんだろう。

まとめ

でも店員さんはソコソコ可愛かった。うん、今日の所は許す。許すからデートして欲しい。

天下一品は美味しい

天下一品は美味しい。 吉野家、王将、天下一品は僕のB級グルメ四天王だ。3人だけど、1人が1.34人分のパワーがあるので問題ない。

天下一品を食べに行った

ご飯が食べたくなったので天下一品へ行った。五反田店。京都のラーメンなのに東京でも食べられて素晴らしい。日本の何処でも"画一的な製品"として、安定した品質の食が楽しめる。

席についたら、すぐに店員さんが来る。僕は上着を脱ぎながら「こってりで」とだけ言う。おじさん臭いが、これが天下一品でのスタンダードな注文方法だと思う。そもそも天下一品に存在するメニューは「こってり」だけ。仮にあるとしても、大盛りか、並盛かの選択肢だけだ。

店員さんが「はーい」といい、僕は座って黙し、着丼を待つ。

隣に人が座った

自動ドアが開いた。おお、可憐な女性だ。場違い感さえ感じる。この店は駅の近くだ、きっと晩ご飯とき"普通のラーメン屋"と思って迷い込んできたのだろう。嗚呼哀れだ、彼女は「こってり」を食べてその異色さに咽るか、もしくは「あっさり」で天一の真髄を味わうことなく帰るのだろう。

女の子は僕の隣のカウンターに携帯電話を置いて、上着を脱ぎ始める。店員さんが水を持ってくる。女の子はメニューを見ずに「こってりで」とだけ言う。そして座る。
店員さんは「はーい」と応え、厨房に戻っていく。

複雑な驚きをよそに、僕の前に「こってり」の盛られた丼がやってきた。

食べ終わった

天下一品はやはり美味かった。
家まで帰る道中、僕の家は五反田駅まで10分ほど歩かなければならないのだが、いつもより寒く感じた。今年ももう3月だが、まだまだ冬だなぁ。

まとめ

あの女の子とお付き合いしたい。

商品の見ている本質はドコか

佐村河内守さんの「ゴーストライター問題が話題になっていますね。
世間では"偽ベートーベン"とも呼ばれているらしいですが、周りの人が勝手に「ベートーベン」と呼び出したのに、突然偽物呼ばわりするのはちょっと不思議です。

まぁその呼び方そのものには関係ない話。

「良いもの」を売るためのパッケージ

"良いものが必ず売れるとは限らない"
工学系を進んできた人なら必ず聞き、そして悩ましい気持ちを抱く言葉だと思います。良いものを作る事はまず重要ですが、それをお金にするためにはセールス・マーケティングなど製造技術以外のファクタが必要になります。そして、場合によっては本質が良くなくても、そういうファクタが良いと売れたりする。
製造工程の人間としては複雑な気持ちもありますが、僕は「モノ」と「商品」という風に切り分けて理解することにしています。品質の良いそれは「良いモノ」、良くお金になるそれは「良い製品」です。

本質的な「モノ」の外側に、美しいラッピング・訴求力のあるポップがついて初めて金銭的価値を生む「商品」になるのでしょう。(この辺は、自分の実感として過去にも書いた) 佐村河内守さんの場合だと、本質の「音楽」に対して作曲家のバックグラウンドがラッピングとなって、楽曲は「商品」として強くなったと理解できます。

パッケージが破れたとき

ところで、僕がとても気になっていることが一点あります。それは、この「ゴーストライター問題」が発覚してから、楽曲そのものに対する良し悪しの評価をほとんど聞かないことです。

佐村河内名義の楽曲は本当に質が悪かったのでしょうか? 僕は音楽はわかりませんが、最初期の楽曲が「耳が聞こえない」というキャラクター無しに評価されていたことから、「モノ」の内容もさほど悪くは無かったのだろう、と考えています。(経緯はwikipedia調べ)とすれば、今はパッケージだけが破れた状態であると見れるでしょう。

そういう風な経緯を踏まえると、今の状況は面白いです。「商品」のパッケージが破れて「モノ」が露出したというのに、それは再評価されるわけではなく、そのまま捨てられているわけです。

人が見ている本質はドコか

ここから考えられることは2パターンあると思います。 * 消費者はパッケージしか評価をしない * パッケージが敗れると完全に失望され「モノ」は評価されない

このどちらなのかな、という所はまだ結論を得ていません。(ですが、この事件以外の経験も踏まえて前者なのかなぁと思ったり。)
ただ、やはりパッケージは重要だということですね。製造技術者という僕の立場からは、むやみに高品質な「モノ」を作るというよりは、高品質な「商品」を組み立てられる「モノ」を作るべし。というところでしょうか。

まとめ

どう見ても大人が出演している「女子高生モノ」アダルトビデオを、許してはならない。絶対にだ。